一流たる所以
ホテル然り、レストラン然り、世の中には一流と呼ばれるお店がある。
食事であれば食材や料理の質であったり、モノであれば素材や性質などが理由の大部分を占めるのかもしれないが、わたしが一番重要だと思うのはサービスだ。
わたしは最近、あるサロンに通っている。
今までも同じような類のサロンには幾度となく足を運んできたし、同年代ではなかなか詳しい方だと思う。
だけど一度も続かなかった。
技術は良かったのになぜだろう…
そう思って振り返ってみたら、スタッフさんのサービスの質が原因だった。
おまけしてくれるとか、自分だけ特別に扱ってくれるとかそうゆうんじゃなくて。
ただただ居心地の良い空間を全員が作ってくれているという、そのクオリティだった。
だれかが一人秀でているというのはどのお店でも良くあることで。
ただそれだと違う日は残念な気持ちになる。
それがないって単純にすごい。
わたしが今まで通ってきたサロンは個人店で、あまり名は知られていないことが多く、いわば“隠れた名店”のような立ち位置だった。
だけど今回は、だれもが知っている一流店にした。
単純に、技術が高かったから決めたのだが、
通いながらその一流たる所以を知ることになる。